2017年7月25日

7泊の高木さん
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・・・・・・

定期的にバイクでキャンプに行っているのだが、
事件は起きた。

こんにちは。しんじです。


ちょっと前のこと、
仕事が一段落したので急遽バイクでキャンプに向かいました。
キャンプ道具をバイクの荷台にくくりつけて、
近所から中央自動車道にのり、山中湖の手前で下道に降り、
そこから道志の森キャンプ場に向かったのですよ。

家を早朝に出たので、
10時くらいにはキャンプ場につき、
受付を済ませてテントを張り、
それでもまだ昼前だったので、
適当に山中湖まわりをクルクルと周ったりして時間を潰し、
夕方に再度、自分のサイトに戻って焚き火をしていたんです。

そんなときに1人のおじさまが声をかけてきた。
「1人、ですよね?こっちで一緒に飲みませんか?」
そう、その人がいわゆる高木さんである。


高木さんはバンの上にカヌーと舟を1台ずつ載せてきていた。
設営されていたテントは居間が付属した広いもので、
すでにキャンプ慣れをひしひしと感じさせる。


高木さんのバーベキューを囲んで、
僕同様つかまえられてしまったキャンプ場の管理人の息子も交えて宴となったんですが、
高木さんが開口一番言い放った。

高木さん「いやぁこのキャンプ場はいいね。
いろんなキャンプ場を見てきたけど、ここはいい!
もう7泊しちゃったもん!」


・・・7泊?
7泊!?

しんじ「えっと
(よくご家族が・・・いや、指輪をしていてキャンプ場に7泊してる時点でこの発言は危険かもしれない。
いやぁ、よく休み取れまし・・・いや、無職の可能性がある。トラウマのような退職をしてしまっていたとしたら、こんな発言でせっかくのキャンプのテンションを下げてしまっては申し訳ない。
家そんなにあけて・・・いや、もしかしたら家を借りておらず、車で生活しているかもしれない。大人なら住居があるはず、というのは固定概念だ!)
えっと・・・ですね」

高木さん「いやぁーーーー、離婚して無職じゃねぇと出来ねぇしな!7泊とか」

しんじ「なるほど!!!!」


よくよく見ると、高木さんのテントは綺麗に整理整頓されており、
炭や調理具、物干しなども、すべて合理的に収納、管理されている。
バーベキューに使っている胡椒や塩なども、箱の中に複数個、種類ごとに瓶分けされて収納されている。
高木さん「こっちの岩塩のほうが上手いぜ」
しんじ「(これは・・・プロだ)」

同席している管理人の息子さん(28)(ちゃらめ)はやけに親しげにシンジを見ている。
そうか、同世代の仲間がきたから安心しているのか。

そんなこんなで、キャンプ場の夜、高木さんと僕と管理人の三人の宴は続いた。


話を聞くと、
高木さんはずっとアウトドアを生きがいにして生きてきた人物であった。
休みごとに適当な場所にキャンプを張り、
釣りを楽しむ。
一番のお気に入りは湖で自前の舟を浮かべて釣りをすること、
そしてカヌーで渓流をくだることである。

高木さんは舟の楽しさを嬉しそうに話してくれた。

こんな舟があるあんな舟があると延々と話し、
写真を見せてもらったが、
用途に合わせて設計されたいろんなジャンルの舟は
とても合理的な形状で綺麗なものだった。


途中、管理人のぼっちゃんは目の前の川で突いたヤマメを塩焼きにして食べさせてくれたりと、
シンジはアウトドア的にVIP待遇をうけていたのだが、
彼いわく、源流を少し遡ると大量の蛍が見えるらしいので、
三人で蛍を見に行くことにした。

キャンプ場を少しだけ登ると、そこには確かに大量の蛍がいた。
おっさん3人で見る蛍というのは初めてだったが、
これはこれで良いものだった。
全員が歩きタバコをしていたので、
輩っぷりがすごかったが、まぁもう酔っていたのでどうでも良かった。


高木さんは翌日、群馬の建設会社で面接があるらしい。
お開きとなってから、僕が自分のテントに戻る際、
しんじ「明日、うまくいくといいですね」
と言ったのだが、高木さんは答えた
高木さん「わざと落ちて、あと半月くらいココにいようかなぁ」


これほどのキャンプバカは、後にもさきにも彼だけだ。


at 12:50 | Category : | Comments [0] | TB [0]
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