2011年4月20日

力強い東海道線 前編 _0014181.jpg
「no name」
Camera: RICOH GR-DIGITAL Ⅱ


・・・・・

地獄のような三月が過ぎて、四月になり、
特に何かが変わったわけではないけれど、
シンジは珍しく旅行をした。

こんにちは。シンジです。



何か思うことがあったわけではなくて、
正確には、年始から予定していた旅行なのだけれど、
なんだか不思議と、
気持ちの切り替えのような心持ちの旅行になった。

行き先は「小田原」と「東京」という漠然としたものだった。



住んでいる場所を変える。
一人暮らしを始める。
となると、それまで住んでいた場所は、
一気に思い出の中の、郷愁的ポジションへと移動して、
本当の姿から美化されて、
かつ繊細で壊れ易いような付加価値がついてくる。

実際に4年ぶりに小田原という土地を見てみると、
思いのほか、現実的な風景で、少し驚いたりした。







旅行は一泊二日で、
初日は小田原を観光して夜は品川に泊まり、
二日目は東京のどこかを見る。
という計画とは言えないような計画だったけれど、
ボクはもう25歳であり、当然大人である。

移動には新幹線を使い、
家を出てから京阪で梅田駅に着くくらいの時間で、
京都から小田原に着いた。
お金の力は時空を歪める。

いつも乗ってる高速バスは、
貧乏人を貧乏人足らしめる交通手段だと再認識した。

貧乏人は暇がないのではなくて、
貧乏人は暇をも取り上げられるという解釈が正しい。

国民健康保険の保険料の年収に対する割合に似ている。
いや、似ていない。







実際には、小さな目的があった。

小田原で食べたいものがあった。

それが「大根餅」という中華料理である。

シンジの家族は、昔から小田原で行きつけの中華屋さんがあって、
そこで出される料理の中の一つ、「大根餅」を、
ここ数年食べたくてしょうがなかった。

それを食べに行く旅行でもあった。



小田原に着くなり、中華屋さんへ向かい、
シンジとパクチーさんはウェイトレスさんからメニューを受け取るや否や、
「大根餅、10人前」と言った。

「・・・申し訳ございません。
現在は期間限定のコースしかございませんでして、まして」

「えっ!?」

メニューを開くと、確かにそこには、
3000円のコース、4500円のコース、5500円のコース。
と、選択肢が三つしかなかった。

「・・・あの、どれかに大根餅は入ってますか?」

「入ってないです」

シンジの時が止まった。

ただ目をパチクリするだけの機械と化したシンジを見て、
焦ったパクチーさんは交渉を始めた。
このままではシンジは、人ではなくなってしまう。

「持ち帰り用の購入でもいいので、
お宅の大根餅を譲っていただけませんか?」

「いや、そのようなサービスは・・・」

シンジは依然として目をパチクリさせるだけだった。

俺は、なんのために、
往復2万5千円の交通費をかけて、
ここにやってきたんだ?



結局、4500円のコースを食して、
店を出た。



シンジは既に死んでいて、
旅行の主導権がパクチーさんへと強制的に渡った。

結果、
「浅草に行こう」という、相変わらずよく分からない案が、
パクチーさんから発せられ、
シンジは既に死んでいるので、
全てのパクチーさんの全会一致の可決により、
浅草へと、舞台を変えることとなる。

パクチーA「浅草へ行きましょう!」
パクチーその他「イエェーイ」
パクチーA「浅草へ、行きましょう!」
パクチーその他「イェーーーーイ!」

・・・

つづく。
at 20:30 | Category : | Comments [13] | TB [0]

2011年4月11日

金と名誉 _0014963.jpg
「no name」



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やりたいことが沢山あるって、
書いてきたけど、

こんばんわ。シンジです。



やりたいことが沢山あるって、
書いてきましたけど、
着実に少しずつ消化していっています。

ただ、人やその人を取り巻く環境は、
普段は単調に思えていても、
時に大きく、多彩に変化していくこともありまして。

本当にいろいろと分からない。



誰しも、いま現在の精神状態って、
寝る前に仕事のことは考えないとか、
いろんな定石があるように、
とにかく、考えてもしかたがないこと、
考えたらきりのないことを、
必死で排除して、
ようやく、成り立つものですよね。

同時に沢山のことは考えられませんし、
昔はたくさんあった時間も、
いまでは、ある意味お金を払って手に入れているっていう考え方も、
できるくらい、大人には時間がないわけですし。



いままでやりたかったことを、
一生懸命消費していくうちに、
今度は、色んな方に、
「なにかやりたいことはないか?」
とか、
「やりたいことがあったら言ってくれ」
とか、言われて、
「アレをやらないか?コレをやらないか?」とか言われて、
正直、もうようわからんくなってきまして。



恵まれているのかもしれないな。
と思う一方、
「足下をすくわれないように注意しなさいよ」
と、内なる自分がいるのも事実です。

それと同時に、
上に書いたように、
「時間は限られている」っていうのも、
また事実なんです。



ボク自身が今求めるものは、
まず、なによりお金です。

実家に帰りづらくなった段階から、
お金の大事さ、というより、
お金のないことの恐怖を知りました。



そして、一番、自分が求めてるのは、
やっぱり評価なんだと思います。
恥ずかしながら、そうなんだと思います。

これがお金より下なのなら、
シンジ経歴は気分屋的パラドックスになりますし、
自己を正当化する上でも、
シンジはこう言わざるを得ないんだと、認識しています。

現在シンジっていうものが、
いろんな人の中で、過大評価されたり、
もしくは小さく評価されたりしてるんですけど、
その結果、いままででは考えられなかったような、
多彩な選択肢や後ろ盾が増えて行っています。

ただ、自分がどの部分で、
どういう自分として、評価されたいのかを、
もっとしっかりと考えなきゃ、
そして、それまでの行程を想像しなくちゃ、
それこそ、
自分で自分に足下をすくわれてしまうわけで。

・・・選択が終わって、
いまの自分になったと思ったけど、
そうは問屋が卸さんのである。人生は。



ちょっとシンジには、難しすぎる問題なので、
全部なかったことにして、
一年くらい忘れていようと、決意しました。


at 21:56 | Category : | Comments [52] | TB [0]

2011年4月 7日

桜 桜 いま咲きポニョニョ _0014785.jpg
「ボクもだ」
Camera: RICOH GR-DIGITAL Ⅱ
Lens:
Film:



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シンジです。



北緯35度線。
というと、
日本を横にまっぷたつに一刀両断するラインであり、
つまりは、
地球の重心を中心として地軸北極向きから55度ずれている円錐表面と、
地面との境界線を指します。
地軸が無限に抱えてるフラフープのうちの、
一つです。

その見えないラインは、
京都市をも通過しており、
大体四条通りあたりだとシンジは認識している。

その北緯35度線にも、
ようやく春がきたようです。

長々と、
「言葉を掘り下げる」という、
茶濁しの定石のような文章を書いてしまったけど(笑)

ボクは、春が好きだ。
そして梅雨を越えると、
ボクが、一番好きな季節、夏がくるから、
春はいつもウキウキします。

毎年パクチーさんとは、
花見をしようしようと言っていて、
結局できないまま過してしまっていますけど。

今年は、
鴨川沿いを一緒に歩くだけでも、
したいですね。って思った今日の仕事中でした。



今日は眠いので、
これくらいで。

明日も元気!!
シンジでした。
at 20:35 | Category : | Comments [45] | TB [0]
地震 _0014855.jpg
「水兵さん」
Camera: RICOH GR-DIGITAL Ⅱ
Lens:
Film:

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触れずに、触れずに、と思ってきたんだけど、
やっぱり触れずに日記を書くのも嘘だなと思って、
とにかく触れます。

地震と、そのあとについて。



ボク自身は、関西に住んでいるので、
被災どころか、地震の影響すら、
日常では感じられません。

関東の計画停電の影響で、
クライアントさんに都合がつきにくい。
それぐらいです。

買い占めもなく、
停電とは全く関係なく、
日常での変化は、一見してまずありません。



地震自体、
職場のテレビで、
速報を確認しました。

津波もヘリからの中継を、
職場のみんなで、ただただ見ました。
みんな何も言えませんでした。



いろいろと思うこともありますし、
考えることも沢山あります。

でも、完全に第三者だから思うことがありまして。

こういうことは、絶対に普段は書かないようにしてるんですが。すいません。



過去に政治家の自殺の際にも同じことを書いたと思います。けど。
二次災害のような話ですが。

とにかく、限られた人物を、
一時に責め続ける行為は、
出来るだけ、抑えた方が良いと思います。

相手が犯罪者でも、ならずもの国家でも同じです。

被災者の気持ちを考えろ、という言葉の意味も分かります。

分かりますけど、
いまでは、不条理な天災によっての被害者が圧倒的で、
また、人災と呼ばれるものによる被害者も、
残念ながら存在するのも事実らしいのですが、
いま、相手がどんなことをした人であれ、
言葉をもって集団的にリンチすると、
また、過去に繰り返したようなことと同じように、
社会全体で人を殺してしまうようなことに絶対になります。



今回の震災のニュースで、
すでに結構大きなショックを受け続けてますが、
これに足して、
人道に反したような行為を、
赤信号みんなで渡れば怖くない的な思想傾向で、
日々繰り返すようなことを、
さすがに、辛くてしょうがないです。

事実はなくて、常に解釈しか存在しない。っていう
19世紀の哲学みたいなものが、
この半月ほどニュースを見ていると、何度も実感します。

事実は
そのとき存在する解釈から逆算することしか出来ないものです。
このこと自体は論理的な思考です。

つまり、事実は解釈を生むものではなくて、
解釈が(確実に不確かな)事象を事実たらしめるものであって、
事実自体は、存在し得ないものなんです。
ある意味ニヒリズムです。

いまの現象は、
同じ解釈を全員が無条件に共有していることだと思います。
当然みんな似たような事実しか所有してないんです。

責められる人、人達は、
必ず後にそのときの解釈をかき集めて裁きをうけるわけですが、
いまは、
この読者だけでも、
意識した受け身を心がけてもらえると、
ボクの小さな総括が、
生きると思います。
偉そうに、本当にすいません。
でも言いたい。

「この解釈で合ってるかな?」
っていう疑問を常にもつことが、
普通の現代人の日常的な思考方法のはずです。

その擦り合わせで人を傷つけたり、傷ついたり、っていうのを、
後悔とか達成感とかの感情の起伏を引き起こして、思い出にするはずです。

未曾有の天災ですが、
このような二次災害は、
ボクみたいな若造でも過去に何度も見ています。

社会全体で過度な責任論を交わすのは、異常です。
やめてください。
見ていて、こっちが死にたくなります。
攻撃性が強過ぎます。



偉そうに、すいませんでした。
この記事に、批判等、ひとつでもありましたら、
すぐに削除したいと思います。
at 00:31 | Category : | Comments [139] | TB [0]

2011年4月 3日

目標 _0014869.jpg
「no name」
Camera: RICOH GR-DIGITAL Ⅱ
Lens:
Film:

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イライラしたりします。
これを直したい。



日々の生活は、
ドラマのような展開もなく、
当然BGMもない。

現実は、
ただただ単調に思えるけど、
シンジはかなり日常を楽しんでいます。



仕事をしていて、
小さなことにイライラしたりもしますし、
「あーもうパーッと豪遊したい!」
と思ったり、
近くの人を妬んだり、
それが自己批判や後悔として、
自分へと帰ってきたりもします。



もっとブレないニンゲンになりたい。
もっと良い男になりたい。

そんなことを思っては、
またすぐにイライラしたりしちゃいます。

日々を平坦な気持ちで生きることは、
ストレスを減らす意味でも、
最短コースなんでしょう。

楽しいことはこのままで、
自分の嫌なところだけ、
直せたら、いいのにね。

四半世紀生きてみて変わったこともあるんだろうけど、
変わらなかったことは、
しがらみのように、
すぐに浮かんでくるね。

そういえば、あのときも、
こんなんだったなぁって。



心配しないでください(笑)

病んでるとかじゃなくて、
ただ、日常でよく、ふと思ってしまうようなことを、
書いただけです。
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